伝統工芸・クラフト・国際交流 社団法人京都国際工芸センター

京都には、千有余年の昔より職人の手で作られてきた数々の貴重な伝統工芸品があります。

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第28回 『えびす講 (えびすこう)』

えびす講は、主に10月20日あるいは11月20日に催される祭礼で、地方によっては秋と春(1月20日)の年2回行われたり、十日えびすとして1月10日や1月15日とその前後などに催されることもあります。「えびっさん」「えべっさん」とも呼ばれ広く親しまれています。  *夷講、戎講、恵比須講、恵美須講など

旧暦10月は神無月といわれ、古くより全国の神々が出雲へ集合するという伝承が、広く行き渡ってきました。この神無月に出雲に赴かない「留守神」とされたえびす神をまつり、1年の無事を感謝し、五穀豊穣や商売繁盛を祈願するものであります。

商家においては、同業集団の組織と結び付いてえびす講中をつくり、一方、農村では、地域の祭祀組織に結びついたものや、年中行事的な行事として受け止めた所などが混在しています。

地域によっては、秋のえびす講を「百姓えびす」、春を「商人えびす」と呼ばれることもあります。えびす講の日には市が立ち、魚や根菜など青物が売られます。また、たくさんの縁起物を飾った福笹あるいは熊手が販売される。この縁起物は神社から授与されるもので「吉兆」とも呼ばれています。

関西では、京都ゑびす神社、八坂神社(京都市)、智恩寺(宮津市)、今宮戎神社、堀川戎神社(大阪市)、西宮神社(西宮市)などが有名で、1月10日の十日戎(とおかえびす)では、1月9日を宵戎(よいえびす)、10日を本戎(ほんえびす)、11日を残り福(のこりふく)と称して、商売繁盛を願う人たちが大勢参詣され、「商売繁盛笹持って来い」のよび声で賑わいます。

・京都ゑびす神社(京都市東山区) 福笹の授受を初めて行った神社と言われています。
・智恩寺(京都府宮津市)「文殊堂十日えびす」が行われ、秘仏の「丹後の切戸文殊」が開帳されます。
・今宮戎神社(大阪市浪速区) 歌舞伎役者などが参列する「宝恵駕籠奉納の行列」が町内を練り歩くことで有名です。
・堀川戎神社(大阪市北区) ミナミの今宮戎に対してキタの堀川戎として、大阪の十日えびすを代表します。
・西宮神社(兵庫県西宮市) 200mの参道を競走する「開門神事福男選び」が行われることでニュースなどでも有名です。

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