伝統工芸・クラフト・国際交流 社団法人京都国際工芸センター

京都には、千有余年の昔より職人の手で作られてきた数々の貴重な伝統工芸品があります。

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第30回 『お歳暮(おせいぼ)』

「年の暮れ」のこと。さいぼ・歳末・歳晩(さいばん)とも。

年の暮れに、お世話になった人に一年の感謝をする「歳暮周り」という年中行事が行われ、その時に持参する贈り物が「お歳暮」でありましたが、現在では年の暮れの贈答品、あるいはその習慣をお歳暮と呼んでいます。

また、年の変わり目に祖先の霊を迎えて祀る際に、近親者が供物を持ち寄ったのが始まりだとも伝えられています。

本来は直接訪問して贈り物をするものでありますが、近年では宅配便等により店舗から直送で相手方に贈られることが多くなっています。

古くは米や魚などが贈られ、そして塩鮭、数の子などのお正月用の食品が多用されるようになりましたが、現在ではさまざまな日用品や地域の特産品をはじめ、「食の安全」を重視した商品なども人気を集めています。
この時期に贈る品物には、蝶結びにした紅白の水引と、熨斗アワビの飾りをつけて贈ります。(ナマモノは水引のみ)。


1990年代、バブル崩壊後は、景気停滞や企業活動のコンプライアンスの確保、虚礼見直し等で華美な贈答を廃止あるいは禁止する風潮が強まり、さらに2000年代に入ると、取引先と社員の癒着の防止や社内人事の透明性などの観点から、社内外における贈答習慣を規制する企業も出てきました。
また一方、コミュニケーションの手段として贈答の役割を見直す向きが出てくるなど、全近代的な虚礼などと言われながらも未だに根強いものがあります。

そんなことから歳暮商戦は小売業界では重要な販売機会となっており、価格に敏感な関西では「早期割引」などでお客を引き寄せる一方、実家が遠方にある人が多い関東では「送料無料」を売り物にするお店が多いとも言われます。


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