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ジュリエット・コルディエ グラフィックデザイン展

WAZAGUギャラリーにてパリ在住のグラフィックデザイナー、ジュリエット・コルディエさんの個展を開催中です。
フランス、オルレアン出身のジュリエットさんは26歳。彼女の日本との出会いは高校生の時、日本のゲームのアートブックを読んで日本のアートやポップカルチャーに魅了されたことがきっかけでした。その後パリでグラフィックデザインを学び、現在は服飾デザイン、イラスト、写真、Webデザインなどを手掛けています。
フランスの美術界では、アートとデザイン、伝統とモダンが厳格に区別されているのに対して、日本ではその境界にまたがる自由な表現が多く生まれているのが魅力だとジュリエットさんは語ります。
「フランスの美術館に行くと、まるで死んだ生き物の標本がガラス瓶に入れられて並んでいるように見えます。それに対して日本ではモダンアートの中にも伝統的な要素があります。狭い領域でしか評価されないアートの世界ではなく、多くの人の目に触れるデザインの世界で表現をしたいと思います」
ジュリエットさんのデザインは、筆で描いた原画をコンピュータで自在に加工したものや、水墨画調のもの、雨月物語とナボコフの小説「ロリータ」からインスピレーションを受けた作品など、様々な技法やテーマを境界の超えて表現したユニークなものばかりです。
ジュリエットさんの日本での初の個展となる今回は、デザイン画の展示の他に、扇子、風呂敷、手拭などのグッズの販売も行っています。
ジュリエット・コルディエさんのWebページはこちら
ジュリエット・コルディエ グラフィックデザイン展は11月24日(月)まで
10:00-18:00(最終日は、15:00まで)


2014-11-19 11:19:34
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Pagos 秋の帽子展


WAZAGUギャラリーの常連、帽子工房Pagosの「秋の帽子展」が開催中です。
安田広実さんと安田久美子さんのご夫婦による帽子ブランド「Pagos」は、他ではないようなスタイリッシュかつ斬新なデザインの帽子を作り続けています。
そのアイデアを形にするのが長年にわたる修行で培われた高い技術です。広実さんが布帛物という生地のパターンで作る帽子を、久美子さんは型物という木型を用いる帽子を元々専門にされていますが、今ではお二人の技のそれぞれの良さが組み合わされ、それがPagosの帽子の多彩な魅力になっています。
ギャラリーにはPagosの日々の創作活動をかいま見せる道具も置かれており興味をそそられますが、今回もサイズのお直しや修理に活躍しています。
下の写真は帽子を縫うための専用の「腕ミシン」と帽子の木型です。
「Pagos秋の帽子展」は11月3日(月)まで


2014-10-30 12:56:13
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西陣織とポーリッシュ ~西陣織にみる、ポーランド伝統の柄~


WAZAGUギャラリーにて(有)太田商店とヨーロッパ高級食品・雑貨のセレクトショップCieplo(シェプロ・河原町通二条東入ル)のコラボ展示が始まりました。
「ポーランド陶器」(ポーリッシュ)はポーランド南西部で作られ、とても丈夫な質感の日常使いにぴったりの陶器です。孔雀の目を意味する「ピーコックアイ」はその代表的な柄でヨーロッパでは広く親しまれています。日本の藍に似たブルーは和食との相性も抜群で飽きの来ないデザインは色々な料理と合わせやすく、一枚あるととても重宝します。
この「ピーコックアイ」をはじめとして、どこか日本の伝統柄を連想させるポーランド陶器の模様を、太田商店が京都の伝統工芸である西陣織の技術で生地に再現しました。ポーランド陶器の柄をモチーフにしたネクタイなどのコラボ作品は一見の価値ありです。


2014-10-07 16:26:46
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コラボ作品


ミーヴ染工房の隄さんは引染の良さを広く知っていただくために、引染を使ったさまざまなアイデア商品をプロデュースされています。ここでは他業種とのコラボ作品をご紹介します。
上の写真は今年8月の京都髙島屋「WAZAGU展」での共同出展をきっかけに生まれた、畳工房ヨシオカさんとのコラボ作品でその名も「タタミーヴ」。ミニ畳の縁の部分が引染帆布「粋布」でできています。
次に紹介するのは帆布と革を組み合わせたおしゃれなカメラストラップです。最近街ではカメラを持った「カメラ女子」をよく見かけるようになりました。このストラップは肩から斜めにかけられるように長めになっています。カメラとのアタッチメントの部分もすべて本革で作られている本格派です。


2014-10-03 14:55:23
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ミーヴ染工房 おとなの恋する帆布展
WAZAGUギャラリーにて「ミーヴ染工房 大人の恋する帆布展」を開催中です。
ミーヴは京都の壬生で手描き友禅の技法である引染(ひきぞめ)を手掛ける隄信雄さんが立ち上げたブランドです。
帆布を引染で染める独自の手法を編み出し、バッグやがま口などの身近な布製品を作られています。染めはもちろん縫製も京都で行っており、最近は各地の百貨店などに盛んに出展されています。
今回は、秋に向けて落ち着いた大人色の新色の作品がお目見えしました。
微妙な心の移ろいを表すようなぼかし染めの「恋する帆布」に秋らしく落ち着いた大人向けの配色が加わりました。
ポーチには「恋する帆布」の名の通りハートの形のストラップつき。染めの模様も微妙にハート型をしているのが粋な工夫です。
引染は水平に張った布に刷毛を使って染めていきますが、この作品は板の上に配置した生地に幅広の刷毛を用いて染める「しけ引き」という技法と引染が組み合わされています。隄さんは京都に数人しかいないというしけ引きの技を継承する職人さんの一人です。
シルクのプチがま口です。贈り物などに人気です。
カンバス=帆布に筆や刷毛で染める引染はアートにもなります。一つとして同じ柄のないトートバッグやがま口は持ち運べるアート作品です。
ミーヴ染工房 おとなの恋する帆布展
9月30日(火)―10月6 日(月)
10:00-18:00 (最終日は15:00まで)
2014-10-02 14:16:03
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