スピナッツ主催の布とフェルトのマフラー作りワークショップがWAZAGU5階教室で開かれました。
布とフェルトを重ね合わせて、色やパターンの変化を楽しめるサンプルマフラーを作るのが今回のワークショップのテーマです。
講師のフェルト作家、吉谷美世子さんは布とフェルトを組み合わせる技法の第一人者で、特にフェルト生地の中にシルクスクリーンのパターンを浮き出させた作品で知られています。
フェルトと布という異なる素材を一体どのようにくっつけるのかと素人には不思議に思われますが、実際に見てみると、フェルト生地の中からラインや水玉のパターンが浮き上がり、目にも楽しい作品に仕上がっています。
フェルトと布、あるいはフェルト同士をくっつけるのには、石鹸水でアルカリ性にして、羊毛を縮ませることで繊維を絡み合わせる技法を用います。石鹸水でごしごしとフェルトをこする作業はかなりの力仕事のようです。最後に酸性のお酢で洗って中和してできあがりです。
来年の2月に文化博物館をメイン会場として開催される「羊パレット」の期間中、工芸センターでもフェルトワークショップの開催を予定しています。