6月20日、株式会社くろちく本社にて平成30年度京都国際工芸センター社員総会を開催しました。黒竹節人理事長より平成29年度事業及び会計報告がなされた後、需要開拓事業の拡大、展示会共同出展等会員交流事業の強化を盛り込んだ今年度事業計画案が採決されました。
その後、株式会社ルゥルゥ商會代表の地野裕子さんによる講演「点ではなく、面で戦う ―展示会の先にある未来を見据えて」を開催しました。世界各地で人とモノとをつなげるコーディネーターとして活動するとともに、京都の伝統的なものづくりの技に魅せられ独自の商品を企画する地野さんのこれまでの取り組みや、京都の文化・職人技を世界に紹介する際にどのようなことが必要とされるのかをご自身の体験をもとに語っていただきました。後半にはcos Kyoto株式会社代表でDesign Week KYOTO事務局長でもある北林功さんがゲストとして登壇し地野さんと海外の展示会の最近の動向などについて対談しました。
その後の懇親会では会場を移し、同時に開催中の「ICC会員作品展」では普段は交流する機会の少ない会員の作品を作者自身の解説とともに鑑賞するまたとない機会とあって作品を前に会員同士の工芸談義が大いに盛り上がりました。