WAZAGUギャラリーにて「ミーヴ染工房 大人の恋する帆布展」を開催中です。 ミーヴは京都の壬生で手描き友禅の技法である引染(ひきぞめ)を手掛ける隄信雄さんが立ち上げたブランドです。
帆布を引染で染める独自の手法を編み出し、バッグやがま口などの身近な布製品を作られています。染めはもちろん縫製も京都で行っており、最近は各地の百貨店などに盛んに出展されています。
今回は、秋に向けて落ち着いた大人色の新色の作品がお目見えしました。 微妙な心の移ろいを表すようなぼかし染めの「恋する帆布」に秋らしく落ち着いた大人向けの配色が加わりました。
ポーチには「恋する帆布」の名の通りハートの形のストラップつき。染めの模様も微妙にハート型をしているのが粋な工夫です。
引染は水平に張った布に刷毛を使って染めていきますが、この作品は板の上に配置した生地に幅広の刷毛を用いて染める「しけ引き」という技法と引染が組み合わされています。隄さんは京都に数人しかいないというしけ引きの技を継承する職人さんの一人です。
シルクのプチがま口です。贈り物などに人気です。
カンバス=帆布に筆や刷毛で染める引染はアートにもなります。一つとして同じ柄のないトートバッグやがま口は持ち運べるアート作品です。
ミーヴ染工房おとなの恋する帆布展 9月30日(火)―10月6 日(月) 10:00-18:00 (最終日は15:00まで)