ICCギャラリートーク「現代によみがえる豊岡の柳工芸」

京都国際工芸センターでは、今月から様々なジャンルのクラフト作家さんや工芸にかかわる方々に工芸品の魅力を解説していただく、「ICCギャラリートーク」を開催することになりました。第1回として、豊岡柳の製品プロデュースを手掛けられている拓心の中山久美子さんに「現代によみがえる豊岡の柳工芸」というテーマでお話しいただきました。
 
兵庫県豊岡市の柳細工は、素材となるコリヤナギの栽培から籠への加工まで職人さん自身がされています。ヤナギの枝のどの部分を籠に使うのかを考えながら育て、樹皮を剥ぐのも手作業で行うためにたいへんな手間が掛かるので、年々作り手さんが減ってきているそうです。それでも、豊岡の柳細工の貴重さだけを訴えかけるのではなく、日本人の真面目で誠実な気質そのものを体現している工芸だということを伝えたいという中山さんの思いが伝わってきました。
 
国際工芸センターでは、このようなギャラリートークを今後も開催していく予定で

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