祇園の京都国際工芸センターギャラリーにて「アート・アイアン展」を開催します。鉄工芸作家の辰巳和史さんによる花器、オブジェ、椅子などの鉄製品約30点を展示します。
朽ちかけた鉄の表面のさびの表情豊かな風合いを生かして、表面の凹凸を際立たせる手法で打ち捨てられていた様々な鉄製品や鉄材をよみがえらせた作品です。
曲線美とシャープな印象をあわせ持つのが辰巳さんの作品の特徴で、スマートな燭台はモダンなスタイルの中にも和蝋燭の赤色が良く映え、和の情緒が感じられます。鉄板や鉄棒を自由な形に曲げたオブジェや花器はまるで生き物のようで、鉄の冷たさを感じさせない造形です。
◆アート・アイアン展
会場 京都国際工芸センター
京都市東山区祇園町北側275四条通花見小路東入ル祇園くろちくビル〈倭美坐〉1F
期間 9月1日(金)～9月13日(水) 10:00～19:00
